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岩下志麻 [芸能]

デビュー61年目の春を迎えた岩下志麻は、女優として三つの時代を走り抜けることになる。78歳にして化粧品のCMに出演するが、欠かさぬ日課が幾つもあるという。「秋刀魚の味」の楚々としたヒロインから極道の妻まで、幅広い役柄を演じてきた彼女が、その暮らしぶりを赤裸々に語ったそうです

「携帯電話は大好きです。持っているのはiPhoneで、写真も撮るし、LINEもよく使っています」

 と語る岩下が、スマホで心掛けるのは「即レス」だ。

「メッセージが溜ると返信を忘れてしまうので、見たらすぐ送ります。事務所やスタイリストさん、ヘアメイクさんとも、仕事の打合せでやり取りしていますね。LINEスタンプも作りました。それと野球観戦が好きなので専用アプリで実況をチェック。バッチリ活用していますよ」

 同世代には「かんたんスマホ」が人気だが、彼女にとっては無用。けれど、夫はガラケー遣いでスマホとは無縁らしい。

「篠田は、メールより電話で話す方がいいそうで」(同)

 ご存じ岩下の伴侶は、映画界のレジェンド・篠田正浩監督である。1966年に結婚した際、彼が出したある条件が話題になった。

「結婚当時は篠田に『家事はしないで良い』と言われて甘えてきたけど、40代の頃かな。ちょっと時間に余裕ができてフランス料理と和食を習った時期があるんです。普段は自宅で食べることが多いので献立だけは自分で考えています」(同)

 毎日食べるのは、豆腐ともずく。おかげで白髪とは無縁だと彼女は胸を張る。

「もずくは髪の毛に良いって聞きますし、今も白髪染め要らず。もともとご飯は割りとよく食べる方なんですが、この20年弱、体重の変化がまったくない。なんでなのか増えないんです」

「ビールをガバッと」
 なんとも羨ましい話だが、女優は役作りで太らないといけない時もある。「極道の妻たち」に起用された当時を、岩下はこう振り返る。

「貫禄をつけるため、一生懸命食べてお酒も飲みました。若い頃から日本酒でもワインでもなんでもいけたんですが、出産を機にお酒をやめて以降、あまり受け付けなくなった。それでも、極妻の時にタバコも練習して喫えるようになり、撮影前は勢いをつけるため、ビールのミニ缶を一気にガバッと飲んでいましたね」

 結果5キロの増量に成功したが、撮影が終わり1年経つと体重は元に戻って今に至る。健康な体を維持する秘訣は日々の生活習慣にあるのか。再び彼女に訊くと、

「20年間、変わらぬ日課は朝起きてからの屈伸運動、お風呂に入る前のストレッチ体操や竹ふみも欠かせません。太極拳もこの10年間やっています。40歳を過ぎてからは、常に新しい役に挑戦したいと思っていますから、自分のやりたい役、企画を探すためアンテナを高くして、朝刊を読む際は本の新刊広告に必ず目を通し、興味があれば買いに行く。先日も気になる本があり1日で読んでしまったのですが、まだ書名は明かせません。主人公が私と同い年で面白く、演じてみたいと逡巡している最中です」

 御世をまたぎ、彼女はどんな姿を銀幕で見せてくれるのか。

「週刊新潮」2019年5月2・9日号 掲載
タグ:岩下志麻

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