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紅蘭 [芸能]

不遇の時代を耐え忍び、お家存続のため奮闘する真田三代の姿を描いたNHK大河ドラマ「真田丸」。幸村の父・昌幸役を好演したのはご存知、草刈正雄(66)だった。そんな「父上」は昨年末、念願の初孫を授かったのだが、娘の紅蘭(29)は未婚の母状態だという。その裏には、真田家同様にお家存続への思いがあったようです

 大河で見せた豪快なイメージはどこへやら、最近の「父上」は目尻が下がりっぱなしなのである。

「去年の12月27日に長女を出産したものの、父は仕事で病院に来られなかったんですね。退院してすぐ実家に顔を出したら、赤ちゃんを目にしただけで父は大号泣。“よく頑張った!”と言いながら私のことをハグするのでグッときちゃいました。普段はお酒で酔っ払わないと涙を見せない人なんで」

 そう明かすのは晴れてママとなった紅蘭本人である。

 ちなみに「パパ」は警察の世話になった過去もあるラッパーのRYKEY(リッキー)。かつて愛娘の交際相手にやきもきしただけに、草刈の喜びもひとしおだったようだ。

「最初は長女をだっこするだけで“こわい、こわい!”と震えていましたけど、いまではしげしげと顔を見つめながら“すばらしい、完璧だ”と漏らすほど。“娘のお前たちよりずっとかわいい”と言ってますね」

 そんな父親の姿を振り返りながら、紅蘭はある決意を語るのだった。

「RYKEYとは一生、一緒にいると決めました。ただ、この子は事実婚のまま産みましたし、今後も籍を入れる予定はありません」

「草刈姓を守るから」
 未婚の母を貫くと宣言した彼女。その理由を質すと、

「私は“草刈紅蘭”という名前に存在意義を見出してきたので、姓が変わることには10代の頃から抵抗がありました。加えて、2015年に弟の雄士が事故で亡くなったんですね。残されたのは私と妹だけで父にはきょうだいもいません。このままでは“草刈”の姓が無くなってしまうな、と」

 そこで、息子を亡くして落ち込む父に紅蘭は、

「初めて“私が草刈姓を守るから”と口にしました。父は何も言わずに頷くだけでした。でも、きっと喜んでくれたと思います。今回、妊娠が分かった時も考えは変わりませんでしたね」

 米兵だった草刈の父親は朝鮮戦争で戦死し、その後は母親が女手ひとつで彼を育て上げた。無論、紅蘭の言葉は嬉しかったに違いない。が、母の苦労を思い起こせば、愛娘がシングルマザーになることを手放しで喜べただろうか。

「入籍しないことについてはRYKEYの家族にも色々と聞かれましたけど、最後は理解してくれた。成長した娘に“なんでパパと籍を入れないの?”と聞かれても、きちんと説明するつもりです」

 ひとまず草刈姓が「散る」危機は去ったが、お家存続には困難がつきもの。そのことを誰よりも知る「父上」の胸中や如何に。

「週刊新潮」2019年4月18日号 掲載
タグ:紅蘭

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