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ビール安売り規制強化 [ニュース]

酒類の安売り規制が6月に強化され、ビール類の店頭価格は1割ほど高くなった。規制強化の狙いは町の酒屋さんを安売り合戦から守ることだが、当事者の表情は晴れない。値上げせずに踏ん張った大手スーパーもあるよう
規制強化の成果はみえない状況だが、ある業界が売り上げを伸ばしていたようです

 ◆勝負あきらめ

 「値段が2割も違ったら誰も買わない。ビールはあきらめた」。田中酒店(大阪市住之江区)の店主、田中敏一さん(68)は、とっくにスーパーとの競争から身を引いている。約40年前に店を構えたが、周辺にスーパーなどが増え、安売り攻勢に太刀打ちできなくなった。30年ほど前に店を分割して立ち飲みを強化、店での販売も地酒や焼酎を主軸に変えた。

 6月からの安売り規制強化で、仕入れ値に人件費や運送費などを加えた価格より安く売ることは禁じられた。規模の大きなスーパーや量販店による不当廉売を防ぎ、中小酒店を保護するのが主な目的だった。

 しかし、国税庁の調査によると、酒類販売業者のうち一般的な酒店の割合は平成12年度に約7割だったのが、26年度には約3割にまで低下。田中さんは「勝負する土俵はすでに崩れている」と指摘する。

 ◆スーパーは値上げ

 市場情報サービス会社「KSP-SP」(東京)が全国のスーパー677店の販売動向をまとめたところ、ビール類(発泡酒、第3のビールを含む)の価格は、規制強化前より1割ほど高くなっている。

 メーカーは、店が安売りしても利益が維持できるように販売奨励金(リベート)を支払ってきたが、規制強化に対応して運用を厳格化。競争は正常化に向かう可能性もある。一方で販売数量は減っており、身を削る価格競争が再燃しかねない。実際、イオンは「グループでの販売量が多い分、物流などのコストが抑えられた」として価格を据え置いている。

 ◆価格差少なく

 一方、以前から安売りはしておらず、規制強化後もほとんど価格を変えていない大手コンビニエンスストアはビール類の売り上げが、伸びるか横ばいとなっている。

 ファミリーマートの6月の売り上げは前年同月比で1割増加し、特に6本セットは2割増。ローソンも5~6月で前年同期比7%増となった。ファミリーマートは「(値上げした)スーパーなどとの価格差が少なくなり、近くのコンビニで買おうと考えてもらえたのかも」と分析しているようです

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