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雲海シーズン [ニュース]

シルバーウイーク初日の19日、国史跡・竹田城跡(兵庫県朝来市和田山町)の早朝登城が解禁となり、“雲海シーズン”が幕を開けた。観賞に便利な「雲海バス」の運行もスタート。全国から訪れた361人が利用し、日の出前の山上を目指した。

朝来市は19日から12月10日まで、城跡につづく登山道の門扉を午前4時に開く。期間中の早朝はマイカー乗り入れを禁止、土日祝日は同市中心部と山腹の観光施設を結ぶ「雲海バス」を走らせる。城跡の向かいの山にある眺望スポット・立雲峡に通行規制はない。

発着点のイオン和田山店駐車場(同町枚田岡)には午前2時すぎからマイカーが集まり、同4時の始発で約50人が城跡へ。濃い川霧が南北に流れていく様子や合間から差し込む朝日に息をのんでいた。中学時代の同級生2人と訪れた三重県鈴鹿市の会社員林正都さん(20)は「神秘的だった。早起きのかいがあった」と話していた。

一方、JR西日本は19日から観光列車「天空の城 竹田城跡号」の運行を寺前-和田山から寺前-城崎温泉に延長。竹田駅などでは、甲(かっ)冑(ちゅう)姿の市職員らが出迎えた。運行は23日までと、10月1日~11月30日

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